IELTS必須英単語4400レビュー|3500との違いと効果的な使い方
「IELTS必須英単語4400」を買うべきか迷っていませんか?

結論から言うと、目標スコア7.0以上を目指すなら4400、6.5以下なら3500で十分です。
この記事では、IELTS学習時に4400を実際に使用し、6.5を達成した筆者が、「4400を買うべきかどうか」を判断するための情報を徹底解説します。3500との違い、メリット・デメリット、効果的な使い方まで網羅しているので、読み終わる頃には購入判断ができるはずです。
他の単語帳も比較検討したい方へ: 4400以外の選択肢も含めて検討したい場合は「IELTS単語帳おすすめ10選」で全体像を把握してから本記事に戻ることをおすすめします。
IELTS必須英単語4400の基本情報
まず「IELTS必須英単語4400」の基本スペックを確認しましょう。
書籍概要
項目 | 内容 |
|---|---|
書籍名 | IELTS必須英単語4400 |
著者 | 林 功、小玉 英央 |
出版社 | ベレ出版 |
発売日 | 2019年3月18日 |
価格 | 3,080円(税込) |
ページ数 | 576ページ |
音声 | 無料ダウンロード |
ISBN | 978-4-86064-472-7 |
著者の林功氏は、留学試験専門校「LINGO L.L.C.」の代表を務め、10,000人以上の教え子を輩出した実績を持つIELTS対策の第一人者です。2004年に日本でいち早くIELTS対策カリキュラムを開始した経歴があり、その知見が本書に凝縮されています。
収録内容と難易度構成
本書の最大の特徴は、単語だけでなく熟語も収録している点です。
収録語数の内訳 - 英単語:3,300語 - 英熟語:1,100語 - 合計:4,400語
難易度は4段階(A〜D)に分類されています。
グループ | 難易度 | 対象スコア | 語数(目安) |
|---|---|---|---|
Group A | 基礎 | 5.0〜5.5 | 約800語 |
Group B | 標準 | 6.0〜6.5 | 約800語 |
Group C | 上級 | 7.0〜7.5 | 約900語 |
Group D | 最上級 | 8.0以上 | 約800語 |
各単語には、IELTSでの出題例、同義語、そしてListening(L)、Reading(R)、Writing Task1(W1)、Writing Task2(W2)、Speaking(S)のどのセクションで頻出するかが記号で示されています。
【比較表】実践IELTS英単語3500との違い
IELTS単語帳の定番である「実践IELTS英単語3500」との違いを、項目別に比較します。
3500 vs 4400 完全比較表
比較項目 | 実践IELTS英単語3500 | IELTS必須英単語4400 |
|---|---|---|
出版社 | 旺文社 | ベレ出版 |
価格 | 2,860円 | 3,080円 |
収録単語数 | 3,500語 | 3,300語 |
熟語収録 | なし | 1,100熟語あり |
合計語彙数 | 3,500語 | 4,400語 |
難易度構成 | 基本語1,000+重要語2,500(5段階) | A〜D(4段階) |
最低対応スコア | 5.0 | 5.0 |
最高対応スコア | 7.5 | 8.0以上 |
例文形式 | 短文例文 | フレーズ中心 |
同義語・反義語 | 充実 | 同義語のみ |
音声形式 | CD + ダウンロード | ダウンロードのみ |
英語表記 | イギリス英語 | 両方対応 |
ページ数 | 416ページ | 576ページ |
収録語数・熟語の違い
一見すると「3500」の方が単語数が多いように見えますが、4400は熟語1,100語を含む合計4,400語です。
IELTSのWritingやSpeakingでは、熟語表現の使用が高スコアの鍵となります。例えば「take into account」「come up with」といった熟語は、単語だけ覚えても使いこなせません。
熟語が必要な場面 - Writing Task 2:議論で「In spite of」「As a result」などの接続熟語 - Speaking Part 3:抽象的な話題で「figure out」「look into」などの句動詞
3500は熟語が収録されていないため、別途熟語帳が必要になります。その点、4400は1冊で完結できるメリットがあります。
難易度レベル対応
3500の難易度構成 - 基本語:1,000語(スコア5.0以上必須) - 重要語レベル1〜5:各500語(スコア7.5までカバー)
4400の難易度構成 - Group A:基礎レベル(5.0〜5.5対応) - Group B:標準レベル(6.0〜6.5対応) - Group C:上級レベル(7.0〜7.5対応) - Group D:最上級レベル(8.0以上対応)
最大の違いは最高対応スコアです。3500は7.5まで、4400は8.0以上をカバーしています。
学習目的別おすすめ
学習目的 | おすすめ |
|---|---|
初めてのIELTS対策 | 3500 |
6.5を目指す | 3500 |
7.0以上を目指す | 4400 |
熟語も一緒に学びたい | 4400 |
CDで学習したい | 3500 |
コスパ重視 | 3500 |
Writingスコアを伸ばしたい | 4400 |
IELTS必須英単語4400のメリット・デメリット
IELTS 6.5取得時に4400を使用した経験から、メリット・デメリットを正直にレビューします。
メリット
1. 熟語1,100語が収録されている
これが最大の強みです。IELTSのWritingやSpeakingでは、適切な熟語の使用がバンドスコアに直結します。3500では別途熟語帳が必要ですが、4400なら1冊で完結します。
2. スコア8.0以上にも対応
Group Dには、一般的な単語帳には載っていない高難度単語が収録されています。アカデミックな議論で使う抽象的な語彙が充実しており、高スコアを狙う人には必須です。
3. セクション別の頻出度がわかる
各単語に「L」「R」「W1」「W2」「S」の記号が付いており、どのセクションで頻出するか一目でわかります。苦手セクションの対策に集中する際に便利です。
4. フレーズで覚えられる
単語単体ではなく、IELTSで実際に出題される形式のフレーズとセットで掲載されています。これにより、単語のニュアンスや使い方が自然に身につきます。
デメリット
1. ボリュームが多い
576ページ、4,400語というボリュームは、短期間での学習には向きません。3ヶ月以上の学習期間が確保できる人向けです。
2. 音声がダウンロードのみ
CDが付属しないため、CDプレーヤーで学習したい人には不便です。ただし、スマートフォンでの学習が主流の現在では、大きなデメリットとは言えません。
3. 反義語が少ない
3500は同義語・反義語ともに充実していますが、4400は同義語のみです。反義語も一緒に覚えたい人は、別途学習が必要です。
4. 初心者には難しい
Group Aでも、英検2級程度の基礎語彙力がないと厳しいです。TOEIC600点未満の場合は、まず3500から始めることをおすすめします。
効果的な使い方【実際に6.5達成した方法】
IELTS 6.5を達成した際に実践した学習法を紹介します。忘却曲線の研究に基づいた効率的な方法なので、ぜひ参考にしてください。
忘却曲線を活用した復習スケジュール
人間の記憶は、エビングハウスの忘却曲線に従って急速に薄れていきます。
忘却のタイミング - 20分後:42%忘却 - 1時間後:56%忘却 - 1日後:74%忘却 - 1週間後:77%忘却 - 1ヶ月後:79%忘却
この曲線を逆手に取り、忘れかけたタイミングで復習するのが最も効率的です。
おすすめ復習スケジュール
復習回 | タイミング | 学習時間 |
|---|---|---|
1回目 | 学習当日 | 30分 |
2回目 | 翌日 | 15分 |
3回目 | 3日後 | 10分 |
4回目 | 1週間後 | 10分 |
5回目 | 2週間後 | 5分 |
6回目 | 1ヶ月後 | 5分 |
1日あたり新規20語 + 復習語を学習するペースで、約6ヶ月で4400語を習得できます。
アプリとの併用で定着率向上
紙の単語帳の弱点は、復習タイミングの管理が難しいことです。
忘却曲線に基づいて復習タイミングを自動計算してくれるアプリを併用すると、4400を紙で1周した後の定着率が大幅に向上します。
併用のおすすめ方法
- 1周目:紙の単語帳で全体像を把握(2〜3ヶ月)
- 2周目以降:アプリで復習タイミングを自動管理
- 苦手語彙:アプリでフラッシュカード化して集中復習
IELTS対応の単語アプリとしては、mikan、abceed、WordSprintなどがあります。それぞれの特徴は「IELTS単語アプリおすすめ5選」で比較しているので参考にしてください。
こんな人におすすめ/おすすめしない
おすすめする人
- 目標スコア7.0以上の人
- 熟語も一緒に学びたい人
- Writingスコアを伸ばしたい人
- 6ヶ月以上の学習期間がある人
- 3500を終えて次のステップに進みたい人
おすすめしない人
- 初めてIELTSを受ける人
- 目標スコアが6.5以下の人
- 3ヶ月以内の短期対策の人
- TOEIC600点未満の人
- CDで学習したい人
該当する場合は、まず「実践IELTS英単語3500」から始めることをおすすめします。3500を8割以上覚えてから4400に進むと、効率的にスコアアップできます。
よくある質問(FAQ)
Q1: 3500と4400、両方やるべき?
A: 時間があれば両方やるのがベストですが、どちらか1冊を徹底的にやり込む方が効果的です。7.0以上を目指すなら4400、6.5以下なら3500を選びましょう。
Q2: 4400だけでスコア8.0は取れる?
A: 語彙だけでは8.0は難しいです。4400でGroup Dまで完璧にした上で、Writingの添削やSpeakingの実践練習が必須です。語彙力は必要条件ですが、十分条件ではありません。
Q3: 音声のダウンロード方法は?
A: ベレ出版の公式サイトから無料でダウンロードできます。MP3形式で、スマートフォンやPCで再生可能です。
Q4: 電子書籍版はある?
A: Kindle版、楽天Kobo版など、各電子書店で購入可能です。紙版と同じ価格(3,080円)です。
Q5: アプリで4400を学習できる?
A: 4400専用の公式アプリはありませんが、IELTS対応の単語アプリで同等の語彙を学習できます。忘却曲線に基づいた復習機能があるアプリを選ぶと効率的です。詳しくは「IELTS単語アプリおすすめ5選」を参照してください。
まとめ:4400で高スコアを狙うために
「IELTS必須英単語4400」は、7.0以上の高スコアを目指す人に最適な単語帳です。
4400を選ぶべき理由 - 熟語1,100語が収録され、WritingやSpeakingに強い - スコア8.0以上にも対応したGroup Dがある - セクション別頻出度で効率的な学習が可能
効果的な学習のポイント 1. 忘却曲線に基づいた復習スケジュールを守る 2. 1日20語ペースで6ヶ月かけて習得 3. アプリを併用して復習タイミングを自動管理
語彙力はIELTSスコアの土台です。4400を完璧にマスターして、目標スコアを達成しましょう。
この記事を書いた人
Ko Inoue - IELTS 6.5達成、単語学習アプリ「WordSprint」開発者。忘却曲線に基づいた効率的な単語学習法を研究し、アプリ開発に活かしている。
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